曖昧な境界が心地よさを生む家
2つの箱を組合せたようなフォルムの外観。屋外空間を内包しつつ、外部からの視線が届きにくいように配慮した。
「ちょうどよいを使い分ける上級向けの住まい方」 外・半外・半内・内、開放性と閉塞性、相反する要素を
隣り合わせにし、グラデーションにつなぐことで季節や状況によって「ちょうどよく」使い分ける空間
パフォーマンスが魅力。
家づくりに際し、建築家に要望したのは
いつも家族の気配を感じられる室内と外とのつながりのある空間、子どもがのびのびと自由に遊べるスペース、
そしてモダンなデザインのアウトドアリビング。
要望に応えるべく、建築家が導き出したのは
屋外空間と室内を庭やテラスといった中間領域でつなぐプラン。
開放的な空間とこもれるスペースを共存させました。
大きな吹き抜けがある開放的なリビングダイニングがありながら、
子どもたちにはスタディーコーナーや巣ごもりラウンジ、
仕事に忙しい旦那様にはくつろぎの場となるアウトドアリビングや書斎コーナーなど
それぞれが思うままに過ごせる場所を用意しました。
また、オープンキッチン前に作られたテラスは、
手前には屋根をかけ、外側は吹き抜けにすることで
外と中の境界を曖昧に。
ダイニングも天井と床を同じ素材で仕上げ、境界を曖昧にしています。
こうして、内外の境界が曖昧になりプライバシーを守りながら開放的な暮らしを実現させました。