住まいの空気質を大切にする理由
人が一日に最も多く摂取するのは「空気」です。人体の物質摂取量をみると、食物7%、飲料8%に対して、空気は83%にもなると言われています。一日に摂取する空気の中でも、自宅での空気の接種率は57%にもなり、毎日の生活において家の空気の質が身体へ大きく影響するのです。口にする食べ物や飲料に気を付けるように、その何倍もの量を摂取する「空気」にも気を配り、空気の質を向上させることが大切です。質の良い空気は健やかで快適な毎日には欠かせません。
健康に暮らすために:計画換気を活かす気密性
気密性能が高いことで換気の効果を高める
家全体の気密を高めた上で空気の通り道をしっかりと確保し、常に新鮮な空気を取り入れ続ける仕組みのことを計画換気といいます。気密性が優れていないと、換気をしても新鮮な空気にきちんと入れ替えることが出来ず、ウイルスを含む汚染された空気が室内に停滞してしまいます。
気密性能の非常に高いR+house富士吉田なら、換気も効率的に行うことができ、常に新鮮な空気で健康な暮らしを実現します。
高気密住宅と低気密住宅の換気の違い
現場での気密測定の結果、C値(相当隙間面積)が
0.5㎠/㎡の場合と
5.0㎠/㎡の場合とで換気効率も変わってきます。
C値 0.5㎠/㎡の住宅は、給気口から排気口にかけてスムーズに空気が流れるのに対し
C値 5.0㎠/㎡の住宅は、ショートサーキット現象を起こし狭い範囲でしか空気が循環しません。
換気性能を上げるためには、気密性の高い住宅である必要が重要なのです。
換気システムの種類と室内温度の関係
一般的な第3種換気システム
一般的に採用されている第3種換気は、給気を自然換気、排気を機会換気でおこなう方式です。
外の室温をダイレクトに室内に取り込むため、夏場であれば暑い空気をそのまま給気、冬場であれば冷たい空気をそのまま給気してしまいます。せっかくエアコンで快適な室温にしても外気温をダイレクトに取り込むため冷暖房効率も下がってしまいます。
計画的な換気を可能にする第1種換気システム
R+house富士吉田では第一種熱交換型換気システムを採用しています。
「第一種」とは、給気と排気を機械で制御して計画的な換気を可能にしてくれる換気システムの種類です。
「熱交換」とは、冷暖房で快適な温度に保たれた室温を回収しながら空気を入れ替えます。
なるべく室温に近い温度に変換してから給気されるため、冷暖房効率も下がりません。
近年では住宅の高気密高断熱化が進んでおり、そのような高性能の住宅にふさわしい換気はやはり第一種熱交換型といえます。
部材にこだわった家づくりで高機能換気を実現
壁の断熱材は、住宅の断熱性能だけでなく気密性能や換気性能にとっても大変重要になります。
内部結露を防いで高耐久性を実現
実は「木材」は、非常に耐久性に優れた建築材料。数百年前に建てられた木造の寺院が、現在でも数多く残っていることからも、その耐久性の高さが伺えます。適切な設計・施工・メンテナンスを行うことで、木造住宅は長きにわたって使い続けることが可能になるのです。
木材の耐久性を低下させる何よりの大敵は、壁の内部で発生する「結露」。結露を防ぐためには「気密」「換気」の要素が必要不可欠です。特に計画的な換気によって、湿度をコントロールすることが重要になります。
OSB合板「スターウッド」の採用
R+house富士吉田は高い気密性と正しい計画換気を実現していることに加え、万が一結露が発生しても、木材にダメージを与える前に水蒸気として逃がす構造をとっているのが特徴です。耐久性が高く、長く住み続けられる住宅を提供するのがR+house富士吉田です。
部材にもこだわっており、R+house富士吉田で採用している断熱材(R+パネル)ではOSB合板「スターウッド」を使用しています。OSB合板(Oriented Strand Bord〈オリエンテッド ストランド ボード〉)とは、破片状にした木材を重ねて作られた面材耐力壁を作るのに用いられる合板(ボード材)のことです。こちらは、室内や壁内の湿気を停滞させずに外気へ送り出してくれる特性があります。 そのため、壁内結露の発生を防ぐことができます。
>>換気効率を高めるための高気密住宅の特徴についてはこちら